ヘルスケアコラム

一定の筋力を保つことで生活習慣病にかかりにくくなる
筋トレで死亡リスクを減らし生活の質を高める
糖尿病などをはじめとする生活習慣病にかかりにくくするためには、以下に示すように筋力を高める必要があります。
①筋力の測定法はいろいろありますが、どの筋力測定値でも、ほぼ平均以上の筋力値を有する人の総死亡リスク(生活習慣病を含む多くの病気による死亡率)が減少します。
②骨粗しょう症や転倒による骨折の予防という観点からも、一定の筋力を維持することは重要です。
③筋力・筋量は加齢により低下します。
④総死亡や骨粗しょう症に伴う骨折のリスクの減少が、ほぼ筋力の平均値以上で見られることから、筋力を現在の日本人の各年代における平均値以上に保つことが重要です(厚生労働省『健康づくりのための運動基準2006』身体活動・運動・体力)。
また、介護予防という観点を含め、活発な生活習慣(速歩き、階段や坂道上り)や図1に示すような筋力トレーニングを行うことは、100歳まで生活の質(QOL=Quality of Life)を高く維持するために必要です。
①筋力の測定法はいろいろありますが、どの筋力測定値でも、ほぼ平均以上の筋力値を有する人の総死亡リスク(生活習慣病を含む多くの病気による死亡率)が減少します。
②骨粗しょう症や転倒による骨折の予防という観点からも、一定の筋力を維持することは重要です。
③筋力・筋量は加齢により低下します。
④総死亡や骨粗しょう症に伴う骨折のリスクの減少が、ほぼ筋力の平均値以上で見られることから、筋力を現在の日本人の各年代における平均値以上に保つことが重要です(厚生労働省『健康づくりのための運動基準2006』身体活動・運動・体力)。
また、介護予防という観点を含め、活発な生活習慣(速歩き、階段や坂道上り)や図1に示すような筋力トレーニングを行うことは、100歳まで生活の質(QOL=Quality of Life)を高く維持するために必要です。
自分の筋力レベルに合わせて無理のないトレーニングを
それではまず、筋力の評価結果に応じた量のトレーニングを、図1にあるような筋力トレーニングで試してみましょう。自分の筋力が他の人に比べて低いと思う方は各種目10回×1セットを週5~7回、ふつうと思う方は各種目10回×2セットを週5~7回、周りの人よりも筋力が高いと思う方は各種目10回×3セットを週5~7回行いましょう。筋力にまったく自信のない方は、最大2セットとしましょう。
筋力トレーニングを行うと血圧が上昇する可能性がありますので、血圧が高めの方は注意しましょう。かかりつけの医師や運動指導の担当者に相談してください。また、筋力トレーニングを行う際は、事前に必ず軽いウオーキングや自転車乗りのような有酸素運動を行いましょう。ウオーミングアップになり、筋力トレーニングが安全なものになります。
筋力トレーニングを行うと血圧が上昇する可能性がありますので、血圧が高めの方は注意しましょう。かかりつけの医師や運動指導の担当者に相談してください。また、筋力トレーニングを行う際は、事前に必ず軽いウオーキングや自転車乗りのような有酸素運動を行いましょう。ウオーミングアップになり、筋力トレーニングが安全なものになります。
傷害や痛みの発生しやすい部位を中心にストレッチ
身体活動や運動による傷害や痛みは、頻繁・活発に使われる部位に起こりやすいことがわかっています。ストレッチングなどの準備運動・整理運動は、実施する運動の種類に合わせて、傷害や痛みの発生しやすい部位を中心に行うとよいでしょう(図2)。
一つの筋肉のみをトレーニングするのではなく、からだ全体の筋肉をまんべんなく鍛えましょう。バランスのとれたからだになります。
一つの筋肉のみをトレーニングするのではなく、からだ全体の筋肉をまんべんなく鍛えましょう。バランスのとれたからだになります。

【引用・参考文献】
総監修:渡邊 昌、和田 攻 100歳まで元気人生!「病気予防」百科 日本医療企画
総監修:渡邊 昌、和田 攻 100歳まで元気人生!「病気予防」百科 日本医療企画