ヘルスケアコラム

活動的な生活を送るために不可欠な持久力を向上させる
有酸素運動を生活に取り入れ最大酸素摂取量を増やそう
持久力の指標である最大酸素摂取量(酸素をからだに取り入れる能力)と、糖尿病や心臓病、脳血管疾患といった生活習慣病へのかかりやすさとは、関係が深いことが知られています。この最大酸素摂取量(=持久力)は、日常からだをどれだけ動かしているかに深い関係があることもわかっています。つまり、いつも活発な生活をしていると持久力が増加します。逆に、活発でない生活をしていると持久力が低下していきます。
持久力は、良好な生活を送るための基礎的な体力です。それを維持・増進するためには有酸素運動を生活のなかに取り入れることが必要です。速歩きのような有酸素運動をたくさん行っている方(1週間に60分程度)は、生活習慣病にかかりにくくなることもわかっています。また、最近問題になっているメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)を解消するには、速歩きを1日30分、週5日行って内臓脂肪を減らすことがすすめられています(厚生労働省「健康づくりのための運動指針2006」、エクササイズガイド2006)。
持久力は、良好な生活を送るための基礎的な体力です。それを維持・増進するためには有酸素運動を生活のなかに取り入れることが必要です。速歩きのような有酸素運動をたくさん行っている方(1週間に60分程度)は、生活習慣病にかかりにくくなることもわかっています。また、最近問題になっているメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)を解消するには、速歩きを1日30分、週5日行って内臓脂肪を減らすことがすすめられています(厚生労働省「健康づくりのための運動指針2006」、エクササイズガイド2006)。
もっとも楽しくできて自分に合った運動を選ぶ
有酸素運動にはウオーキングだけでなく、エアロビクス、水泳、自転車乗り、アクアビクスなど多くの種類がありますので、もっとも楽しくできて自分に合った運動を行いましょう。生活習慣病の予防には、このような有酸素運動を継続することが大切です。
持久力を向上させるためには、無理に「きつい」と感じるような強い運動をする必要はありません。自分が「ややきつい」と感じる強さで運動するとことで、安全に持久力を向上させることができます。
「ややきつい」という運動の強さを説明すると、①いつも歩いているより速い、②ちょっと息が弾むが、笑顔が保てる、③長時間運動が続けられるか少し不安に感じる、④5分程度で汗ばんでくる、⑤10分程度運動すると、すねに軽い筋肉痛を感じる、というようなものです。
これから運動を始める方は「かなり楽」と感じる強さから始め、少しずつ強さ(負荷)を増して、「ややきつい」強さの運動をめざしましょう。
持久力を向上させるためには、無理に「きつい」と感じるような強い運動をする必要はありません。自分が「ややきつい」と感じる強さで運動するとことで、安全に持久力を向上させることができます。
「ややきつい」という運動の強さを説明すると、①いつも歩いているより速い、②ちょっと息が弾むが、笑顔が保てる、③長時間運動が続けられるか少し不安に感じる、④5分程度で汗ばんでくる、⑤10分程度運動すると、すねに軽い筋肉痛を感じる、というようなものです。
これから運動を始める方は「かなり楽」と感じる強さから始め、少しずつ強さ(負荷)を増して、「ややきつい」強さの運動をめざしましょう。
入念な準備運動や十分な水分補給を心がけよう
運動の前後には準備運動(ストレッチングが効果的)をしっかり行いましょう(図1)。夏場に屋外や気温の高い場所で運動する場合には、脱水症や熱中症に十分注意する必要があります。これらの予防のために、運動前や運動中、運動後には水分をこまめに十分とるように心がけましょう。

【引用・参考文献】
総監修:渡邊 昌、和田 攻 100歳まで元気人生!「病気予防」百科 日本医療企画
総監修:渡邊 昌、和田 攻 100歳まで元気人生!「病気予防」百科 日本医療企画