ヘルスケアコラム
内臓脂肪のもとを運動で消費血流を改善し、脳も活性化
脂肪をためにくいからだにして脳卒中や認知症を予防
ウオーキング、ジョギング、ランニング、水中ウオーキング、水泳、自転車こぎ、ダンスなどの有酸素運動は健康づくりだけでなく、脳卒中や認知症の予防にも効果的です。
有酸素運動は内臓脂肪のもとになる糖や脂肪をエネルギー源とするので、継続して行うと、脂肪をためにくいからだづくりや動脈硬化の予防に役立ちます。血管を元気にし、脳への血流を良い状態に保って、脳卒中を防ぎましょう。
有酸素運動は内臓脂肪のもとになる糖や脂肪をエネルギー源とするので、継続して行うと、脂肪をためにくいからだづくりや動脈硬化の予防に役立ちます。血管を元気にし、脳への血流を良い状態に保って、脳卒中を防ぎましょう。
脳内ホルモンの分泌を促してやる気・集中力を高める
有酸素運動には、脳を活性化するという効果もあります。有酸素運動を行うと脳内ホルモンの分泌が促されます。やる気や幸福感を感じさせたり、記憶力を向上させたりするドーパミンや、心を落ち着かせリラックスさせるセロトニンなどです。
なんとなくやる気が起きない、集中しないといったときに外を歩くと、気分がすっきりしてやる気が出たり、前向きな気持ちになれたりするのは、こういった脳内ホルモンのおかげなのです。
また、からだを動かすと前頭葉の運動野、小脳、大脳基底核などの脳の運動をつかさどる部分の働きが亢進して、脳内の血流量が増えることもわかっています。
なんとなくやる気が起きない、集中しないといったときに外を歩くと、気分がすっきりしてやる気が出たり、前向きな気持ちになれたりするのは、こういった脳内ホルモンのおかげなのです。
また、からだを動かすと前頭葉の運動野、小脳、大脳基底核などの脳の運動をつかさどる部分の働きが亢進して、脳内の血流量が増えることもわかっています。
季節や景色の変化を楽しみ、五感を働かせながら歩こう
道具がいらなくて誰にでもできる有酸素運動と言えば、やはりウオーキングです。脳に刺激を与え、有酸素運動としての効果を十分に享受するには、脂肪が燃焼し脳内ホルモンの分泌が始まる10分以上を目安に続けて歩くとよいでしょう。脳のためには、ただ漫然と歩くのではなく、何か刺激があるといいですね。自然の中で季節の移ろいや景色の変化を楽しみ、五感を働かせて眼や耳、鼻からさまざまな情報を取り入れながら歩きましょう。
また、少しやりにくい動作やふだんと異なる運動を行うことも脳の活性化につながるので、散歩の途中にでこぼこのある土の道を歩くといったことなども加えてみましょう。足元が不安定な人は柵や手すりにつかまりながら行うなど、くれぐれも安全を確保したうえで試みてください。
ふだんあまり歩かない方や体力の弱い方はまず3分、5分程度から歩き始めて、徐々に目標時間を長くしていきます。数カ月で10分、20分と歩けるようになったら、今度は速度を上げて筋肉をしっかり使う歩き方に変えていきます。このように、今の体力に見合った歩き方をして楽しく無理なく続けることが効果を上げるポイントです。
また、少しやりにくい動作やふだんと異なる運動を行うことも脳の活性化につながるので、散歩の途中にでこぼこのある土の道を歩くといったことなども加えてみましょう。足元が不安定な人は柵や手すりにつかまりながら行うなど、くれぐれも安全を確保したうえで試みてください。
ふだんあまり歩かない方や体力の弱い方はまず3分、5分程度から歩き始めて、徐々に目標時間を長くしていきます。数カ月で10分、20分と歩けるようになったら、今度は速度を上げて筋肉をしっかり使う歩き方に変えていきます。このように、今の体力に見合った歩き方をして楽しく無理なく続けることが効果を上げるポイントです。
【引用・参考文献】
総監修:渡邊 昌、和田 攻 100歳まで元気人生!「病気予防」百科 日本医療企画
総監修:渡邊 昌、和田 攻 100歳まで元気人生!「病気予防」百科 日本医療企画