体内でできる老廃物の一つである尿酸が体内に蓄積した状態を高尿酸血症、関節内に過剰に蓄積して関節炎を起こす状態を痛風と言います。高尿酸血症の基準は、血液検査で調べる血清尿酸値が7.0mg/dLを超えることです。
高尿酸血症は痛風の予備軍であり、原則的には薬による治療は不要ですが、血清尿酸値が大変高かったり、いろいろな合併症を伴う場合には薬を使って血清尿酸値を低下させることが必要になります。
一方、痛風は、関節炎が起きると日常生活に支障を来しますし、放置すると次第に重症化しますから、原則として継続的に薬を使って治療する必要があります。
痛風の患者さんに使う薬には、関節炎が生じた場合にその炎症を治療するコルヒチンや非ステロイド系抗炎症薬（NSAID）と、血清尿酸値を低下させるために継続的に服用する尿酸降下薬があります。

コルヒチンは、痛風関節炎が起きそうになった時に1錠だけ服用します。多くの場合は、これで痛風関節炎の発生が予防できます。
体内でできる老廃物の一つである尿酸が体内に蓄積した状態を高尿酸血症、関節内に過剰に蓄積して関節炎を起こす状態を痛風と言います。高尿酸血症の基準は、血液検査で調べる血清尿酸値が7.0mg/dLを超えることです。
高尿酸血症は痛風の予備軍であり、原則的には薬による治療は不要ですが、血清尿酸値が大変高かったり、いろいろな合併症を伴う場合には薬を使って血清尿酸値を低下させることが必要になります。
一方、痛風は、関節炎が起きると日常生活に支障を来しますし、放置すると次第に重症化しますから、原則として継続的に薬を使って治療する必要があります。
痛風の患者さんに使う薬には、関節炎が生じた場合にその炎症を治療するコルヒチンや非ステロイド系抗炎症薬（NSAID）と、血清尿酸値を低下させるために継続的に服用する尿酸降下薬があります。

尿酸降下薬は血清尿酸値を低下させる薬剤で、長期間服用することにより体内に蓄積した尿酸を減らします。これらの薬剤により血清尿酸値が6.0mg/dL以下に維持されていると、痛風関節炎の頻度も減り、腎機能も回復してきます。種類としては、体内での尿酸の合成を減らすアロプリノール（ザイロリック（R)など）と、腎臓に作用して尿酸排泄を促すベンズブロマロン（ユリノーム（R)など）があります。
体内でできる尿酸が多い場合はアロプリノール、腎臓からの尿酸排泄が少ない場合にはベンズブロマロンを使います。腎臓機能が低下している場合にはアロプリノールは慎重に投与する必要があります。尿路結石を合併している場合にはベンズブロマロンは避けるほうがよいでしょう。
いずれも、5～10年という長期間にわたり服用を続けることが原則です。いつまで服用を続けるかはケースバイケースですが、服用している間に体重を減らす、飲酒量を減らすなどの日常生活上の改善を行えば、早く服用をやめられる可能性が高くなります。