ヘルスケアコラム

栄養バランスのとれた食事に水分補給、血糖維持が予防の基本
「4群点数法」で今日から健康に良い食事を実践!
認知症を予防するためには、まず健康を維持できる食生活が基本になります。それには右ページに示す4群点数法の第1群から第3群までで、それぞれ3点ずつとれば栄養バランスは大丈夫です。1点は80kcal分の食品ですから合計は9点、720kcalになります。
1日に1,200~1,800kcalは必要ですから、もちろんこれでは足りません。これに第4群の穀物を中心に各自好みの食物を加えて、体重と十分な活動力を目安にエネルギー量(カロリー)を自分で調節します。エネルギーが不足すると、体重が減り体力も下がります。適量は人によって違いますので、各自調節をしましょう。
最近特に注目されているものにDHA(ドコサヘキサエン酸)と葉酸があります。DHAは魚の脂肪に多く含まれ、認知症の進行を防ぐことがわかっています。葉酸は欠乏すると脳梗塞を起こしやすく、認知症患者の血液中の葉酸は低いことが知られています。
1日に1,200~1,800kcalは必要ですから、もちろんこれでは足りません。これに第4群の穀物を中心に各自好みの食物を加えて、体重と十分な活動力を目安にエネルギー量(カロリー)を自分で調節します。エネルギーが不足すると、体重が減り体力も下がります。適量は人によって違いますので、各自調節をしましょう。
最近特に注目されているものにDHA(ドコサヘキサエン酸)と葉酸があります。DHAは魚の脂肪に多く含まれ、認知症の進行を防ぐことがわかっています。葉酸は欠乏すると脳梗塞を起こしやすく、認知症患者の血液中の葉酸は低いことが知られています。
脳梗塞を予防するためこまめに水分補給を
日本人には小さな脳梗塞で起こるタイプの認知症が多く、血液が濃縮するとなりやすいので、水分補給が大切です。食事から意外に多くの水分をとっていますので、かぜなどで体調を悪くして食欲がなくなり食事量が減ると、脱水で脳梗塞を起こすなど大事にいたることがあります。ふだんから意識的に水分を補う習慣があるとよいでしょう。
高齢者の「お茶飲み」は水分補給にも、また他人とのコミュニケーションを図るうえでも結構なことです。夜間のトイレ通いや、おむつ交換の回数を避けるために、尿量を減らす目的での水分制限はやめましょう。ビールは水分補給になるようですが、逆に脱水を招くので要注意です。
高齢者の「お茶飲み」は水分補給にも、また他人とのコミュニケーションを図るうえでも結構なことです。夜間のトイレ通いや、おむつ交換の回数を避けるために、尿量を減らす目的での水分制限はやめましょう。ビールは水分補給になるようですが、逆に脱水を招くので要注意です。
血糖の下がりすぎに注意主食の穀物で血糖維持
食欲がないときの朝食抜きは、脳の唯一のエネルギー源である血液中のブドウ糖(血糖)が低下して脳の働きを悪くします。からだには糖分は少ししか蓄えられません。たくさんの夜食では朝はまだ胃に食物があり、つい朝食を抜きがちですが、午前中には血糖が下がり集中できなくなります。空腹時に力が抜けて気力がなくなるような状態だと低血糖かもしれません。こんなときには1粒の飴が効果的です。ほぼ20分くらいは元気が出ます。ただし、空腹時に糖分を急にたくさんとると、あとで反動的に低血糖になり気分が悪くなることもあります。甘い菓子、砂糖分の多い清涼飲料などには注意しましょう。血糖を維持するのに適した食品は消化・吸収のゆっくりした穀物(主食)です。

【引用・参考文献】
総監修:渡邊 昌、和田 攻 100歳まで元気人生!「病気予防」百科 日本医療企画
総監修:渡邊 昌、和田 攻 100歳まで元気人生!「病気予防」百科 日本医療企画