ヘルスケアコラム
大人用のくすりの服用は厳禁!子ども同士でも使い回しはダメ
飲みたがらない子どもにうまくくすりを与えるには?
乳児への粉薬の与え方は、スプーンの上で少量の水で粉薬を練ってそのままスプーンで与えるか、指にとって団子状にしたものを乳児の上あごにこすりつけて、その後に水を飲ませます。
しかし、味が苦いとか、においがきつくて飲みたがらないということもあります。そのような場合には、苦味やにおいを消すために砂糖を加えたり、ジュースやアイスクリーム、ヨーグルトに混ぜて飲ませることも可能です。ただし、くすりによっては効果が弱まってしまうものもありますので、事前に薬剤師に相談しましょう。
くすりを飲ませやすくするために、子どもが好む味付けをしたゼリーなどもありますので、利用してみるのもいいでしょう。しかし、乳児ではミルクに混ぜて飲ませると、その味が変わってミルク嫌いになってしまうこともありますので、ミルクに混ぜることは避けてください。
また、授乳後(食後)では飲まないときには授乳前(食前)に飲ませることも可能ですが、くすりによってはおなかの中に何もない状態で飲ませるとよくないものもありますので、医師や薬剤師に必ず相談してください。
しかし、味が苦いとか、においがきつくて飲みたがらないということもあります。そのような場合には、苦味やにおいを消すために砂糖を加えたり、ジュースやアイスクリーム、ヨーグルトに混ぜて飲ませることも可能です。ただし、くすりによっては効果が弱まってしまうものもありますので、事前に薬剤師に相談しましょう。
くすりを飲ませやすくするために、子どもが好む味付けをしたゼリーなどもありますので、利用してみるのもいいでしょう。しかし、乳児ではミルクに混ぜて飲ませると、その味が変わってミルク嫌いになってしまうこともありますので、ミルクに混ぜることは避けてください。
また、授乳後(食後)では飲まないときには授乳前(食前)に飲ませることも可能ですが、くすりによってはおなかの中に何もない状態で飲ませるとよくないものもありますので、医師や薬剤師に必ず相談してください。
市販薬を飲ませる際も薬剤師によく相談を
大人と子どもではくすりに対する反応や副作用の出方がまったく異なることがあります。子どもが大人のくすりを飲めば大変な副作用を起こすものもあります。新薬の開発時には大人で有効性や安全性を確認するため、多くのくすりは子どもへの安全性が確立されていないのが現状です。ですから、大人に処方されたくすりを子どもに与えることは量を減らしたとしても絶対にしてはいけません。市販薬でも子どもでの安全性がわかっていないものもあり、飲ませる場合には薬剤師によく相談してください。
また、症状が同じでもまったく違う病気のこともありますから、子ども同士でも病院でもらったくすりを使い回すことは避けてください。
また、症状が同じでもまったく違う病気のこともありますから、子ども同士でも病院でもらったくすりを使い回すことは避けてください。
アスピリンやタミフルなどを使用する場合は注意して
水ぼうそうやインフルエンザのときにアスピリンやサリチルアミド、ジクロフェナクを使うとライ症候群という急性脳症を起こすことがあります。15歳以下の子どもは注意する必要があります。アスピリンは市販薬に入っていることもありますので気をつけてください。また、メフェナム酸も注意したほうがよいでしょう。
インフルエンザの治療薬のタミフル※では因果関係ははっきりわかっていませんが、「異常言動」を起こして、気づかぬうちに外に出て交通事故にあったり、窓から飛び降りてしまったりする事例が報告されています。タミフル使用中は子どもの言動に注意しましょう。
※インフルエンザ治療薬タミフル(R)●タミフル(一般名:リン酸オセルタミビル)はノイラミニダーゼという酵素を阻害する作用がある。インフルエンザウイルスに感染すると約48時間で体内のウイルス量が最大に達するため、発症後48時間以内に飲みはじめるとインフルエンザの治癒を早めたり重症化を予防できることが知られている。タミフルは、朝夕1カプセルずつを5日間服用する。タミフルは今話題の鳥インフルエンザにも効果が見込めるため、国や各自治体でタミフルの備蓄を計画している。ただし、10歳以上の未成年者においては、因果関係は不明だが、異常行動の報告があるため、リスクが高いと認められる患者以外には使用を差し控えることとされている。
インフルエンザの治療薬のタミフル※では因果関係ははっきりわかっていませんが、「異常言動」を起こして、気づかぬうちに外に出て交通事故にあったり、窓から飛び降りてしまったりする事例が報告されています。タミフル使用中は子どもの言動に注意しましょう。
※インフルエンザ治療薬タミフル(R)●タミフル(一般名:リン酸オセルタミビル)はノイラミニダーゼという酵素を阻害する作用がある。インフルエンザウイルスに感染すると約48時間で体内のウイルス量が最大に達するため、発症後48時間以内に飲みはじめるとインフルエンザの治癒を早めたり重症化を予防できることが知られている。タミフルは、朝夕1カプセルずつを5日間服用する。タミフルは今話題の鳥インフルエンザにも効果が見込めるため、国や各自治体でタミフルの備蓄を計画している。ただし、10歳以上の未成年者においては、因果関係は不明だが、異常行動の報告があるため、リスクが高いと認められる患者以外には使用を差し控えることとされている。
【引用・参考文献】
総監修:渡邊 昌、和田 攻 100歳まで元気人生!「病気予防」百科 日本医療企画
総監修:渡邊 昌、和田 攻 100歳まで元気人生!「病気予防」百科 日本医療企画