笹木さん、こんにちは。管理栄養士の松本です。ご質問に回答させていただきます。
アフラトキシンについてですね。笹木さんの仰られるようにアフラトキシンは発ガン性のあるカビ毒で、肝臓障害や肝ガンを起こす危険性があります。このカビ毒は加熱したり茹でたりしてもほとんど分解されずに残ってしまいます。ただ食用油では、加工の過程で食品添加物(酸素を除去するアルカリ剤)を使用し精製するとカビ毒が分解され完全になくなる場合もあるようです。
日本においてはアフラトキシンの上限値を定めて輸入食品の検査が行われています(今までアフラトキシンが検出されたのは全て輸入食品で、国産食品からは検出されていません)。規制値は全ての食品を対象に設けられているため、ピーナッツバターも他の食品と同様に基準値の上限が定められています。
今までに輸入品でピーナッツバターからもアフラトキシンが検出されたことはありますが、検出されたものは違反食品として廃棄や積戻しなどの行政の対応が行われています。
少しでもご参考になれば幸いです。他にも何かありましたらお気軽にご相談ください。お待ちしております。