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先生の声
かき氷を食べるとなんで頭が痛くなる!?

アイスクリーム頭痛とは?

夏真っ盛り、かき氷が美味しい季節ですね!でも、かき氷を食べた時に、頭が「キーン」と痛くなることはありませんか?実はこれ、正式な医学病名があります。国際頭痛分類第3版によると「冷たいものの摂取または冷気吸息による頭痛」という名前がついていて、以前はアイスクリーム頭痛とも呼ばれていました。かき氷に限らず、冷たい物質(固形物、液体または気体)が、口の中からのどを通過する時に、前頭部や側頭部に短時間ですが強い痛みが起きるというものです。通常、痛みはあまり続かず10分以内に消失します。

原因は?

ではなぜこのような頭痛が起きてしまうのでしょうか?今のところ2つの原因が考えられています。ひとつ目は、口の中やのどの刺激を脳に伝える三叉神経が、急激に冷やされるためと考えられています。三叉神経は主に知覚を調整していますが、冷たい刺激が強すぎて感覚信号の伝達に混乱が起きてしまい、冷たさを痛みとして錯覚してしまうのではないかと言われています。ふたつ目は、急激に冷やされた口の中やのどを、反射的に温めるために血流を増やそうして、頭の血管も拡張することで一時的な炎症が発生し頭痛が起きるのではないかと考えられています。要するに急激な冷たさが痛みに変換され脳に伝わって起きる頭痛と言えるでしょう。

対処法は?

頭痛が起きた時の対処法ですが、まず、おでこを冷やしてみましょう。食べているかき氷の器でも良いですし、近くにある氷や冷えたペットボトルでもかまいません。
夏のかき氷、美味しいですよね。でも、この「キーン」とする頭痛、暑いところで急いで冷たいものを食べると起きやすいと言われています。頭痛を起こしにくくするためにゆっくりと食べましょう!
執筆者
仙台頭痛脳神経クリニック 院長 松森 保彦
住所:仙台市太白区大野田字千刈田13-5
TEL:022-226-7525
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